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行動特性とハイパフォーマーの関係性とは?コンピンテンシーも解説

「行動特性」と「ハイパフォーマー」と「コンピテンシー」という3つの言葉をよく聞きます。3つの言葉の意味はなんとなくわかる人もいるかもしれませんが、日本における3つの言葉の関係性について、詳しく説明できる人は多くはないでしょう?「行動特性」と「ハイパフォーマー」と「コンピテンシー」の関係性について解説していきます。 

ハイパフォーマーとは?

「行動特性」と「ハイパフォーマー」と「コンピテンシー」という3つの言葉を階層化すると、上位から「行動特性」-「コンピテンシー」―「ハイパフォーマー」の構造になります。これはあくまで日本における、日本で浸透してきた階層になります。英語が日本語化してきた経緯などもあるかもしれませんが、この中ではハイパフォーマーが一番最下層になるでしょう。

ハイパフォーマーとは個人で高いスキルや経験・知識を持ち、結果を出す人のことです。さらに個人の能力だけでなく、チームのモチベーションを高め、メンバーを育成できる組織への影響度も高い人です。そんな凄い人があなたのまわりにいないでしょうか?「ああ、あの人のことかな・・?」とイメージが沸いた方も沸かない方にも、ハイパフォーマー特徴をいくつかあげたいと思います。

【ハイパフォーマーの特徴】

・とにかく結果にこだわり、結果を出し続ける。

・アタマの切れる人で、コミュニケーション能力が高い。

・すぐに行動する。動きが素早く活動量が多い。

・声が大きく(影響力が高いという意味)で、どんどん社内で仲間を増やす巻き込み力がある。

・まわりの面倒見がよく、難しいことでもサポートするので、上からも下からも頼りにされている。(ハイパフォーマーは上司の場合もあり、部下や一般社員の場合もある)

・学ぶ意識が高く、前向きの塊みたいな人。

 

このようにハイパフォーマーとは「力のある凄い人」と言え、みなさんのイメージに近いと思います。しかし「自分だけよければいい」という人ではないようです。能力が高く結果を出し続けていながらも、チームのメンバーからリスペクトされている人望のある人のことです。

ハイパフォーマーとコンピテンシーを整理するポイントとは?

ハイパフォーマーの意味は理解できたと思います。では最近よく聞く「コンピテンシー」とは何でしょう?ハイパフォーマーとコンピテンシーの違いについてもわかりづらいと思います。ハイパフォーマーのような人には誰でもなりたいはずです。しかしハイパフォーマーの人は、もちろん個人の能力と経験で形成されているため、誰でもなれるわけではありません。そこでハイパフォーマーの人が普段、行っている振る舞いや考えを整理し、学んでみたら少しでも近づけないでしょうか?

つまりハイパフォーマーに見られる、成果につながる思考や行動特性のことをコンピテンシーと言います。ハイパフォーマーの人は「普段どのようなことを意識しているのか」「どういう理由で、どのような行動をしているのか」などを分析し、それをモデル化し個人や組織に活かす手法がコンピテンシーの考え方なのです。ハイパフォーマーの高い業務遂行能力と行動特性をチームに活かしていこう!というのがコンピテンシーの考え方というわけですね。

ここで「行動特性」という言葉が登場しました。「行動特性」と「コンピテンシー」は似た言葉と思われがちですが、意味は違います。もう一度言いますが、コンピテンシーの活用とはハイパフォーマーの行動特性を分析し、チームに活かすということです。つまりここで言う「行動特性」とはコンピテンシーモデルに基づき、ハイパフォーマー‘だけ’の行動特性を活かそう!と言っているのです。

それはそれで必要な行動特性の活用方法なので、コンピテンシーの活用は有効かもしれません。しかし組織にはハイパフォーマー以外の人が圧倒的に多いわけです。ということはハイパフォーマーの人の行動特性だけでなく、ハイパフォーマー以外の人の行動特性も把握する必要があります。すなわち組織全員の行動特性を把握し、メンバー個々の行動特性に基づき、活動ができればチーム力は上がらないでしょうか?

ここで整理するポイント!例文「うちのチームはコンピテンシーを把握して活動できている」

正解 ◎→ ハイパフォーマーの行動特性を分析し、チームに活かせている

間違い×→ チーム全員の行動特性を分析し、チームに活かせている

英語のcompetency(コンピテンシー)が翻訳されたときに「行動特性」と訳されたため、例文の間違いのようなイメージが広がったのかもしれません。整理するためのポイントとして、行動特性の活用とはコンピテンシーだけでない、もっと大きな意味でチーム全員の行動特性をチーム運営に役立てることと言えるのです。

 

行動特性とハイパフォーマーとコンピテンシーの関係性とは?

組織マネジメントで注目をあびている行動特性の意味について理解できたと思います。行動特性という単語を解説しますと、幼少期からの環境や教育で培われてきた性格を含む行動形態、つまり‘人となり’のことです。「行動特性=人となり」とは、人間の観念にあたる中心部分であり、簡単に変わるのものではありません。ならばチーム全員で行動特性を把握し、チームリーダーがチームのメンバー別の行動特性に基づくアドバイス、指導、フォロー、マネジメントを行うことができれば、メンバーの個々の能力を発揮できないでしょうか?行動特性を把握しチームで活動できれば、チーム全体のパフォーマンス向上につながり、大きな成果を出すことができるかもしれません。

行動特性 - ハイパフォーマー - コンピテンシーの関係性

「行動特性」・・人となり。チーム内で把握し活用すれば、チーム個々の能力の向上およびチーム内の関係性の向上に役立つ

「コンピテンシー」・・ハイパフォーマーの思考や行動。モデル化してチームメンバーがそれに近づくように促すことで、個人およびチーム全体のパフォーマンス向上に役立つ

「ハイパフォーマー」・・能力が高く常に結果を出し、メンバーからリスペクトされている人

行動特性とハイパフォーマーとコンピテンシーの関係性は理解できたと思いますが、チーム全員で行動特性を把握するためには、まず行動特性の診断を受けなければなりません。しかも行動特性の診断対象は組織全体、つまり組織活動しているメンバー全員(社員及び非正規社員)になります。行動特性は少しずつ変わる人もいるため、適性検査SPIのように入社時の1回だけでなく、定期的な診断が必要です。「チーム全員で行動特性の診断」、つまり行動特性分析をするためには、どのようにすればいいのでしょうか?

行動特性をチームで把握するために

チーム全員の行動特性を把握するためには、行動特性分析が必要です。しかしどこに行動特性分析の相談をすればよいのか?紙やEXCEL(エクセル)でアンケートを取るのか?行動特性分析を判断するためのデータベースやテンプレートはどうすればいいのだろう?とみなさんは、疑問だらけになっていることでしょう^^

そこで、行動特性分析ツールLISACO®(リサコ)というサービスがあります。行動特性を独自のメソッドで分析・分類し、アドバイスしてくれるクラウドサービスです。クラウドで利用できますから、会社全体で導入し、行動特性分析を簡単に行うことができます。

例えば約10分間、60個の質問に〇×△で簡単に答えるだけで、4つのタイプと6つの因子による行動特性分析をしてくれます。集計後すぐに、上長に部下ごとの行動特性に基づき指導方法を細かく教えてくれます。部長には部下の課長と係長の関係性を教えてくれるので、上司と部下それぞれに、部長がフォローやアドバイスをすることもできます。行動特性分析ツールLISACO®はチームの関係性を分析し、性格判断をすることで、チームが相手のことを理解しながら働けるチームを目指せるのです。

転職が簡単にできる今、新卒採用から成長し文化も人も分かり合える組織にはなりづらくなってきています。つまり知らない人同士で上司部下やチームメンバーになっているのです。呑み会や社員旅行等の社内イベントが減ってきている現在、交流が少ない状態で仕事をしているケースも増えてきています。行動特性分析ツールLISACO®で知らない人同士の組織を作らず、相手のことを理解して社内コミュニケーションができる組織を目指すことができます。まずはチームで行動特性分析から始めてみませんか?それが行動特性を組織に活かすための第一歩なのです。

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