行動特性診断とはどんなものなのでしょう?行動特性診断ツールには無料のサービスがあり、診断することで個人の特性がわかると言います。また行動特性診断をよりさらに踏み込んだ、行動特性分析とは何なのでしょう?行動特性診断ツールのおすすめ無料版を徹底比較しながら、行動特性診断と行動特性分析の違いについて解説していきます。
行動特性診断とは?
まず行動特性とは何でしょうか?行動特性とは幼少期からの環境や教育で形成されてきた、その人の行動形態や性格のことです。長年の学校生活、家庭環境、職場などで、知らず知らずのうちに身についた行動習慣やクセでもあります。行動特性とは、「その人が自然とおこす行動そのもの」と言えるでしょう。そして人間の行動には能力と相関性があります。その人が自然と取っている行動ほど、能力を発揮できる傾向があるのです。その人の行動特性を把握できれば、人事評価の参考にし、人材開発に役立てることができます。 よく「コンピテンシー」と「行動特性」を同じ意味にとらえる人がいますが、正確には意味が違います。「コンピテンシー」とはハイパフォーマー(組織内で結果を出し続け、前向きで影響力の大きい人」によく見られる、思考や行動特性のことを言います。つまりある特定の業務や組織において優秀な人を参考にすることがコンピテンシーであり、優秀な人にどれだけ近いかを診断することをコンピテンシー診断と言います。しかし組織には様々な人が集まっており、それぞれの役割を担っています。行動特性とは、組織に属するすべての人一人ひとりの行動の特性を指し、それを把握することを行動特性診断と言います。行動特性診断はいくつかの簡単な質問に答えるだけで、傾向値がわかりますが、その内容には様々な狙いがあります。
<行動特性診断で把握したい内容>
・その人の特徴、パーソナリティは?
・ストレスに強いかどうか?
・どんな業務や部署で力を発揮しやすいのか?
・組織内では、どんな上司・部下との関係構築しやすいのか?
行動特性診断を行って、このような内容が事前に把握できれば、社員を適材適所に配置させることができます。しかし行動特性診断だけを行っても、その能力をチームには活かせません。それはなぜでしょう?
行動特性診断と行動特性分析の違いを理解しよう
行動特性診断ツールを使った行動特性診断は新卒採用や中途採用の入社時に使用されるケースが多いのではないでしょうか?適性検査(SPI)のように入社時に1回だけ行うイメージです。しかし人の行動特性は環境や学習で少しずつ変わっていきます。人の集まりである組織も、異動による人の入れ替えや構成員の行動特性の変化に伴い変わっていくはずです。組織は生き物であり、日々変化していく組織に対し、定期的な診断が必要なのです。
つまり「チーム全員で定期的に行動特性の診断をする」ことが、行動特性分析活用の鍵と言えます。チーム全員で定期的に診断し、行動特性を組織に活かす具体的な手法が行動特性分析なのです。ではどのように実践すればいいのでしょうか?
行動特性分析が組織に根付けば、チーム全員で行動特性を把握し、チームリーダーがチームのメンバー別の行動特性に基づくマネジメント(アドバイス、指導、フォロー)を実行することができます。行動特性を把握し分析しチームで活用できれば、チーム全体のパフォーマンス向上につながり、大きな成果を出すことができるかもしれないのです。
行動特性分析ツールを組織で活かそう
チーム全員で行動特性分析をするためには、まずチームメンバーの行動特性の情報を収集する必要があります。チーム全員から行動特性の情報収集をするための手法として、まず思いつくのが無料の行動特性診断を受けてもらい、その結果データを収集し「EXCEL(エクセル)」を使って集計するやり方でしょう。無料で実践できて手っ取り早いかもしれませんが、データを収集することはなかなか大変ですし、集めたデータを集計・分析することはもっと大変です。しかも、それを定期的に実践するとなると・・・さらに大変な作業になります。
そこで行動特性分析ツールLISACO®(リサコ)という行動特性分析のサービスを使ってみてはいかがでしょうか?独自のメソッドで行動特性分析に基づくアドバイスしてくれるクラウドサービスです。クラウドサービスは誰でもどこでも利用できるため、チーム全員で定期的に行動特性の診断をすることが組織で継続的に実践できます。数千名で会社全体に導入し、定期的に行動特性分析ツールLISACO®(リサコ)で行動特性分析を運用している事例もあります。
約10分間、60個の質問に〇×△で簡単に答えるだけで、4つのタイプと6つの因子による行動特性を診断し、組織内の関係性を分析します。クラウドサービスですから、すぐに集計・分析をしてくれます。上司は上司、部下は部下ごとの行動特性に基づいた指導方法を教えてくれるため、社内コミュニケーションの向上や組織内の関係構築力の強化に役立ちます。
「実はよく知らない人同士でずっと働いている」ってことはありませんか?行動特性分析ツールLISACO®を使えば、知らない人同士の組織ではなく、相手のことを理解して動けるチームを目指すことができます。定期的に行動特性診断を行い、個人の能力を最大限に活かすことが行動特性分析活用の鍵です。ぜひ取り組んでみてはいかがでしょうか?
行動特性診断 無料ツール徹底比較
行動特性診断ツールと行動特性分析ツールの違いはご理解いただけたと思います。まだ市場にあまり存在しない行動特性分析ツールは、ぜひ行動特性分析ツールLISACO®(リサコ)のサービスをご利用いただきたいと思いますが、最後に行動特性診断 無料ツールのおすすめをご紹介し、徹底比較をしていきたいと思います。
行動特性診断 株式会社メディアマーケティング
結婚タイプ診断、ママタイプ診断、G感性診断、R能力診断、C性格診断の種類があります。
( https://mmnnet.co.jp/grouping/index.php )
エニアグラム性格診断 ホイミー事務局
90問のアンケートから、あなたを9つのタイプに分類してくれます。
( https://hoyme.jp/eniatest )
16Personalities性格診断テスト NERIS Analytics Limited
読者から正確な結果に対し「「ちょっぴりゾッとする」と言われているそうです。
( https://hoyme.jp/eniatest )
適職診断NAVI 株式会社Meta Anchor
会員登録がなく、スマホですぐに受験ができ、豊富な診断結果で特徴をいつでも確認できます。
( https://tekisyoku-navi.com/ )
辛口性格診断 株式会社Meta Anchor
エゴグラム理論に基づいた性格診断で、25問の質問から、あなたの隠れた性格を診断してくれます。
( https://tekisyoku-navi.com/ )
簡易タイプ診断 90問回答式チェック 日本エニアグラム学会
目安の診断を簡易的に行ってくれます。もっと知りたい方は、日本エニアグラム学会が主催する基本コース『プライマリーコース』への参加をおすすめしています。
( https://www.enneagram.ne.jp/about/diagnosis/dns01 )
まとめ
いろんな行動特性診断の無料ツールがありますので、ぜひ試してみてください。ちょっとお試ししてみることは無料ツールで簡単にできますので非常に良いと思います。しかし最終的な目標として「チーム全員で定期的に行動特性の診断をして組織運営に活かす」=行動特性分析を目指してください。定期的に診断し、行動特性を組織で活かすことで、個人が輝き、さらにチームで成果を出せるようになるでしょう!
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